浮腫/武庫之荘・整骨院
2023/07/31
浮腫
体の60%は水分でできています。
そのうち3分の2は細胞内にあり、残り3分の1は細胞の外にあります。
また細胞の外にある細胞外液は間質液と血液に分かれます。
この間質液量増加によって起こる触知できる腫れが浮腫になります。
浮腫は大きく5つの要因によって起こります。
1.静水圧の上昇
2.膠質浸透圧の低下
3.毛細血管透過性の亢進
4.リンパ管の閉塞
5.間質の膠質浸透圧上昇
1.静水圧の上昇
静水圧とは血管から間質に水を押し出す力のことで細胞に栄養を与えるには欠かせない生理現象です。
静水圧が上昇することで間質液の量が増え浮腫につながります。
2. 膠質浸透圧の低下
膠質浸透圧とは、間質から血管に水を引き込む力のことで身体の循環機能を保つ上では欠かせない生理現象です。
膠質浸透圧が低下することで、水の循環がうまく行われず、間質液が溜まり浮腫につながります。
3.毛細血管透過性の亢進
ケガなどにより3.毛細血管透過性が亢進することで血管壁の穴が大きくなり血管から間質に送られるまずの量が増えて浮腫につながります。
4.リンパ管の閉塞
リンパ管とは、静水圧とは膠質浸透圧の差によって間質に残った水を回収して心臓に返す管のことで、リンパ管が閉塞することで回収できない水の量が増え浮腫につながります。
5.間質の膠質浸透圧上昇
間質の膠質浸透圧が上昇することで、間質から血管に戻す力より引き込む力の方が強くなり血管に水が戻れなくなり間質液が貯留し浮腫につながります。
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くわえ鍼灸整骨院