分裂膝蓋骨/武庫之荘・整骨院
2023/05/06
分裂膝蓋骨
分裂膝蓋骨とは先天的(生まれつき)膝のお皿の骨が2つ以上に分かれていることのことを言います。
分裂膝蓋骨があっても無症状の場合も多くX線検査により偶然発見されることもありますが、激しいスポーツ活動や打撲などの受傷機転をきっかけに有痛性になることがあります。
スポーツ活動が盛んな12~16歳の男の子に多いと言われています。
大腿四頭筋の外側広筋の付着部である膝蓋骨の外上方に分裂を認める例( Saupe分類 Ⅲ型 )がもっとも多く、次いで外側端に多く見られます( Ⅱ型 )。
症状としてはスポーツ活動中、外側広筋の収縮により膝蓋骨の外側上方を強く引っ張る力が働き、分裂部分を引き離すような力負荷がかかることによって痛みを訴えます。
あるいは運動後に膝前面部の痛みが見られ、膝蓋骨の上外側が膨隆し、分裂部に一致した圧痛と叩打痛を認めます。
痛みが軽度で運動を休まずに継続する場合は、運動前に大腿四頭筋の硬さをとるためのストレッチや、膝周囲の筋力トレーニングを行うことが必要です。
痛みが続く場合や、痛みが強い場合には、痛みを軽減させるために運動を一定期間休止し、安静にすることが大切です。
基本的にはストレッチや筋力トレーニングなどといった保存療法となりますが、保存療法で効果が得られない難治例では分裂骨片の摘出や分裂部をくっ付ける手術を行うこともあります。
膝の痛みが気になると言う方は是非ご相談ください。
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くわえ鍼灸整骨院